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「ソロ演奏はスピリチュアルな体験」 TOTOのギター奏者スティーヴ・ルカサー (2/4ページ)
このニュースのトピックス:洋楽
「僕にとってのソロ演奏はスピリチュアルな体験なんだ。神に弾かせる心境で臨む。名演はそうして生まれるんだ。実際、録音スタジオでソロを弾き終わり、それを聞き返すとき『どうしてこんなのが弾けたんだろう』と考えてしまうことがよくあるよ。説明がつかないんだ」と語るTOTOのギター奏者兼ボーカル担当スティーヴ・ルカサー(岡田敏一撮影)■□■
最新ソロ作はハードでポップなアメリカン・ロックだが、派手なギター・ソロはほとんどなくちょっぴり地味。しかし「能あるタカは爪隠すって言うだろ。あくまで楽曲重視。すごい早弾きより、聞き手に問いかけるようなソロを心がけているんだ」。
彼のファンならこれが超絶テクを誇る昨今の若手ロック・ギター奏者への負け惜しみでないことはすーっと理解できるはずだ。ロスで最高のスタジオ演奏家だった彼が参加した人気歌手のアルバムは数百枚にのぼり、名演は数え切れない。無論、グラミー賞も受賞している。
「ガール・グッバイ」(78年)のエンディングでの早弾きといったTOTOでの演奏はもちろん、ボズのヒット曲「ブレークダウン・デッド・アヘッド」(80年)での一聴しただけでルカサーと分かるシャープな演奏など、ジャズとロックの垣根を軽々と超える独創的な早弾きは当時、ハードロック系のギター奏者もこぞってコピーした。

