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【音楽】「第九」がバレエに 熊川哲也が振り付け
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来月14日から東京・赤坂ATCシアター
優れたテクニックを誇り、ニュアンスに富んだ表現でバレエ界の王道を行く熊川哲也が、ベートーベンの交響曲第9番に振り付けた新作を発表する。
熊川は東洋人として初めて名門、英国ロイヤルバレエに入団し、プリンシパル(主演者)として世界の頂点を極めた後、10年前に「Kバレエカンパニー」を創設。自ら演出、振付、主演しながら、圧倒的な支持を集めてきた。
「踊ることは、作業でも訓練でもありません。すごく自然な行為です」と語る熊川。演出、振付の発想の源泉については、「生活のいろいろな場面から楽しいことを吸収しています。美術館でずっと絵を見てというような、難しいことではありません。何かをつくるという意味では、作曲という行為と全く同じではないかと感じています」と言葉を続ける。
熊川はベートーベンの交響曲第9番を楽章順に、「大地の叫び」「海からの創世」「生命の誕生」とテーマを掲げ、第4楽章は「母なる星」としている。
昨年5月に右ひざ靭帯(じんたい)を損傷し、自身の舞台復帰の時期を探っての創作が続く。「創作する苦しみを味わっています。第九は強いメッセージを持っているけれど、ストーリーはありません。夢中になってつくりながら、作曲された200年近く前にタイムスリップしている自分がいて、ベートーベンが今、そばにいて、創作しているように感じられ、畏怖の念と喜びを感じています」
公演は3月14日から20日まで、東京・赤坂ACTシアター。問い合わせはチケットスペース(電)03・3234・9999。(谷口康雄)
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