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【MOSTLY CLASSIC】パリ国立オペラ モルティエ総裁 (1/2ページ)
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「愛と欲望」私の自信作
7月に本格的な初来日公演を行う世界4大歌劇場の一つのパリ国立オペラ。その総裁を務めるジェラール・モルティエが、公演の記者会見のために来日した。パリ国立オペラはモルティエ総裁の2004年の就任以来、演目、演出家、演奏家を刷新し、「ヨーロッパで最も斬新で刺激的な劇場」と世界で注目されている。(平末広)
上演されるのは、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」、デュカスの「アリアーヌと青ひげ」、バルトークの「青ひげ公の城」、ヤナーチェクの「消えた男の日記」の4本。「トリスタンとイゾルデ」以外は、いずれも20世紀に作曲された作品。モルティエ総裁は日本の文化状況を知ったうえでの演目選定であることを強調する。
「私は、世界中からさまざまな名だたるオペラ劇場が来日し、観客も成熟している日本の観客に『椿姫』や『カルメン』などありきたりの演目を持ってきても、文化的な刺激を与えることはできないと考えました」
ベルギー王立歌劇場やザルツブルク音楽祭でも新機軸を打ち出し、彼が手がけたオペラは、最初は賛否両論が巻き起こるが、時間の経過とともに新たなスタンダードな表現として定着し、その先見性は高く評価されてきた。公演を仕掛ける側が、聴衆に後れをとったりこびたりすることは、文化の衰退につながると主張する。

