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受け継いだ「日本の心」を歌う 黒人演歌歌手ジェロ 20日デビュー (2/3ページ)
このニュースのトピックス:紅白歌合戦
【サウンドボックス】黒人演歌歌手ジェロさん。米ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。日本人である祖母の影響で子供の頃から演歌を歌い始めた。2008年2月、シングル「海雪」でデビュー=東京都港区のビクターエンタテインメント本社(栗橋隆悦撮影)最初に好きになったのは、美空ひばりさんの「越後獅子の唄」。日本在住の親類が送ってくれたNHK紅白歌合戦の録画ビデオを繰り返し見た。次々と歌を覚えるうちに、日本語も堪能になった。
15歳のとき、「日本語スピーチ大会」に出場するために初来日。ピッツバーグ大情報科学部を卒業後、関西外語大学に留学。3カ月の日本滞在中に「日本で演歌歌手になろう」と決意した。
2003年、22歳で再来日したが、どうしたら演歌歌手になれるのか見当もつかない。和歌山県内で英会話講師、翻訳、システムエンジニアとして働きながら各地のカラオケ大会に出場。“武者修業”しながら、演歌歌手になるチャンスを模索した。
■目標は紅白出場
転機は05年。ある大会で坂本冬美さんの「羅生門」を歌って準優勝し、それを見たビクター大阪にスカウトされた。企画制作部の川口法博さんは「うまいだけじゃなくオーラがないと駄目。ジェロはその点でも抜群だった」と話している。その年に祖母が他界したが、「悲しかったが、演歌歌手になるという約束を果たすという気持ちがさらに強くなった」。2年間の厳しいボイストレーニングをこなし、歌詞への深い理解や表現力を磨いて、ついにデビューにこぎつけた。

