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【コンサート】傷跡残るNYに温かな視線 スザンヌ・ヴェガ
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児童虐待を題材にした1987年の大ヒット曲「ルカ」で知られる米女性シンガー・ソングライター兼ギター奏者、スザンヌ・ヴェガ(48)が24日 東京国際フォーラム・ホールCで来日公演を行う。「2001年以来となるフルバンドでの演奏を披露するので、バンドとしての一体感を楽しんでほしいわ」と笑う。
カリフォルニア州サンタモニカ生まれでニューヨーク市のスパニッシュ・ハーレムやアッパー・ウエストで育った。モータウンのような米黒人音楽やジャズ、ボサノバ、ビートルズのような英のロックまで幅広い音楽を聴いてプロに。「ルカ」の大ヒット以降も地道な活動を展開。
昨夏発売の最新アルバム「ビューティー&クライム〜ニューヨーク・ストーリー〜」は「9・11後のニューヨーク市の写真を基に11(曲)の小さな物語で構成した(日本盤は12曲入り)」私小説風の内容。ニューヨークの名門レーベル、ブルーノート移籍第1弾となる作品で、今年度のグラミー賞の最優秀エンジニア部門の候補に上がるなど玄人筋の評価を得た。
「今も病気の後遺症に悩む人が少なくない。表向きは平常だけど、傷跡は今も残っている」
そんなニューヨークを温かいまなざしで見守るような作品だが、米そのものを見る目は厳しい。
「イラク戦争以降は世界から恥ずかしい目で見られているわね。ニューヨーカーとして言わせてもらえば、9・11を戦争の理由にしないでほしいわ」
今回の公演ツアーは、米では70歳代のお客さんもいたという。
「欧州ではボブ・ディランやレナード・コーエンを良く聞いていそうなインテリ風のティーンエイジャーからゴス風まで年齢も幅広いわ。さて日本はどんなお客さんが来るかしら?」(岡田敏一)

