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【ロック】「TOTO」のS・ルカサー 新アルバムは楽曲重視 (1/2ページ)
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都会的なサウンドで1970〜80年代に人気を呼んだAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)。その代表的存在だった米歌手のボズ・スキャッグスとTOTOが3月に来日し、ジョイント公演を行う。公演に先駆けて3月5日に9作目のソロアルバム「エバー・チェンジング・タイムズ」をリリースするTOTOのギター奏者兼ボーカルのスティーブ・ルカサー(50)が来日。「ギター奏者としてではなく、歌手やソングライターの視点で作った作品だ」と自信をのぞかせた。(岡田敏一)
TOTOは、ボズをスターにした名アルバム「シルク・ディグリーズ」(76年)の録音に参加した凄腕スタジオ演奏家5人が77年に結成したバンド。高度な演奏技術と、ポップで親しみやすい楽曲で一世を風靡(ふうび)した。
メンバーの中でも特に人気の高いルカサーが放つ最新作はハードでポップなアメリカン・ロック。だが、ギターのソロはほとんどなく、ちょっと地味な印象もあるが…。
「あくまで楽曲重視。凄い早弾きより、聞き手に問いかけるようなソロを心がけているんだ」
彼の超絶テクを知るファンならこれが負け惜しみでないことは明白だろう。「ガール・グッバイ」(78年)のエンディングの早弾きはもちろん、彼が参加した人気歌手のアルバムの話はいまさら挙げるまでもない。
目立たないがツボを押さえ、歌心にもあふれているソロだが、コピーしようとするとジャズで使われる高度なスケール(音階)を多用しており一筋縄ではいかない。
「でも、フリジアンとかミクソリディアンとか、スケールのことなんか考えてたら弾けないよ。僕にとってのソロ演奏はスピリチュアルな体験なんだ。神に弾かせる心境で臨むんだ。名演はそうして生まれる」

