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【話の肖像画】タクトと鍵盤と人生と(3)ダニエル・バレンボイムさん (2/2ページ)
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−−シカゴ交響楽団でもショルティの後任ですね
バレンボイム 1991年から再び彼の後任として約15年間、シカゴの楽団と過ごすことができました。厳密には2年間ショルティと一緒で、17年間です。今では世界でも極めて優秀なオーケストラのひとつですが、私も彼らに触発されて成長しました。そして、ベルリン国立歌劇場でも音楽監督となりました。実は、ここは世界で2番目に古いオーケストラといわれており、今では私の音楽的故郷ともいえるのです。
≪ピアニスト、そして指揮者という特異性、さらに欧米の名だたるオーケストラを率いた経歴からも、音楽のレパートリーは幅広い。バッハやモーツァルト、ベートーベンから現代音楽までもを難なくこなすのだ≫
−−好きな作曲家や音楽はありますか?
バレンボイム 特に好んでいる作曲家はいないといいましょう。もし、バッハが一番好きだとします。その日バッハを演奏するのなら、それは正しい発言です。しかし、ブラームスのピアノ協奏曲を弾くのに、バッハが好きとすると、演奏に説得力が欠けてしまいます。だから、私は演奏したり、指揮する音楽が、その瞬間は一番好きと思いたいですね(笑い)。(福本剛)

