ニュース:エンタメ RSS feed
【CM】「ALWAYS 続・三丁目の夕日」キャンペーン 高度成長期の活力今に
このニュースのトピックス:舞台
話題の映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の応援キャンペーンCMが、先月末より放映された。花王、川崎重工、積水化学、三井不動産、リコーの5社による複数企業コラボレーションCMで、いずれも映画のテーマ「昭和の風景」をノスタルジックに表現している。
リコーCMは卓上複写機を紹介。「卓上複写機“リコピー”の誕生は、オフィスの“伝える”を一変させた。」という。大きなコピー機から印刷された紙を取り出す女性の白黒画像が時代を感じさせる。
各社がスポットをあてる昭和のモチーフは、どれも懐かしいモノばかり。昭和30年代中ごろの日本橋の風景、フラフープやプラスチック製ゴミ容器。ビジネス特急「こだま」号。障子のある部屋、割烹(かっぽう)着姿の女性など。
映画の舞台は、昭和34年。この年は皇太子さまのご成婚パレードの影響で、テレビが爆発的に普及した。テレビから名作CMが続々と誕生したのもこのころ。寿屋(サントリー)のアンクル・トリスに、ロングランCMの代表・三木のり平の桃屋江戸むらさきシリーズ。文明堂のカステラ、ヤン坊マー坊のヤンマーディーゼル(ヤンマー)等々。
今よりもずっと“空気”が濃密であった高度経済成長期。当時を知らない若い世代にもあこがれを抱かせ、この映画が全世代の涙を誘うのもうなずける。活力にあふれた「昭和」から、郷愁だけではなく前向きな時代の活力をくみ取りたいものである。(CM総合研究所代表・関根建男)