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アムロが吠える、飛雄馬が燃える! 声優・古谷徹インタビュー(上) (1/5ページ)
「アムロ、行きます!」
人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズで、主役のアムロ・レイが出撃するときに吐くこの名セリフ。声優の古谷徹さん(56)がその声を演じ、アムロは古谷さんの「代名詞」になった。声優の道に入って45年。その半生を書きつづった自叙伝「ヒーローの声」(角川書店)も出版され、好評を博している。古谷さんにガンダムに寄せる思いや声優業という仕事とどう向き合ってきたかを聞いた。(村上智博)
−−今年は「機動戦士ガンダム」がテレビで始まって30年目の節目。歴史を刻んできたことの重みをどう感じていますか
こんなに長く、ガンダムが愛され続ける作品になるとは思っておらず、驚いています。文化人で影響を受けているファンも多いと聞き、うれしいですね。
ガンダムは戦争を舞台にしながらも、深い内容の人間ドラマに仕上がっており、登場するキャラクターがいずれも個性的。それが生き生きとリアルに描かれている。それに、見る人がそれぞれ、自分に何かを重ね合わせられるキャラクターがいるところも共感を呼んでいる理由だと思います。
−−人気キャラのアムロの声を演じる上で、プレッシャーを感じたことは
プレッシャーというより、自分との戦いの連続でしたね。アムロに最初に出会ったのは25歳のころ。「巨人の星」の主人公、星飛雄馬(ひゅうま)を15歳でやったことが、声優人生を歩む上で大きかった。自分の中で星飛雄馬から“脱皮”したいと思い、大学を出た後、プロの声優としてプロダクションに入ってから、アムロには出会ったのです。
アムロは決して熱血ではない、ピュアでナイーブな少年。そんな役をうまく演じきれたら、星飛雄馬の呪縛(じゅばく)から解放されるのではと思い、集中して仕事に取り組んでいました。
−−アムロと星飛雄馬とで、どのように声の違いを出したのですか
星飛雄馬に代表される熱血キャラでは、手で握りこぶしをつくり、力んで声を出していた。感情過多のキャラなので、オーバーな表現になるのをそこでは要求されました。





