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ドラマ「七瀬ふたたび」DVD化 蓮佛美沙子、未知の顔で演じられた
昨年10月からNHKで放送されたドラマ「七瀬ふたたび」(全10話)のDVDがポニーキャニオンから発売された。ヒロインを演じた蓮佛(れんぶつ)美沙子にとって、連続ドラマの主演は初めてだった。15歳で主演した映画「転校生 さよならあなた」で大林宣彦監督から確かな演技力を認められた“技巧派女優”はまだ18歳。「自分でも知らない“顔”を出せました」と自信の笑みを浮かべる。
「七瀬ふたたび」は作家、筒井康隆が昭和50年に発表したSF小説で、これまで2度、ドラマシリーズ化されている。「SF小説はあまり読んだことがなかったのですが、役作りのためにと原作を読み、その展開に大きな衝撃を受けてしまって」と明かす。
脚本は現代風にアレンジされ、設定も変更されていたため、「原作をできるだけ意識せず自分なりの七瀬を演じてみよう」と決意した。
《「他人の心の声が聞こえてしまう…」。19歳の看護師、七瀬(蓮佛)はある日、自分に特殊な能力があることに気づく。「なぜ自分はこんな能力を持ったのか?」。謎を探るため彼女は旅に出る》
「テレパシーを持つ七瀬の気持ちとはどんな感情なのだろう? 撮影前に何度も渋谷などに出掛け、雑踏の中で考えてみました。でも、いくら考えてもイメージしづらくて。難しい役でしたね」と苦笑した。
これまで映画の現場で試みた役作りの方法を初めて変えてみたという。
「カメラが回っている時も休憩中も、撮影期間中ずっとその役に成り切るようにしていましたが、今回は辞めようと」。つい、役に入り込み、考え込む癖がついていたと振り返る。
ロケ期間が3カ月という長丁場も初の経験だった。
「どんなに私がつらく苦しい感情でいても、見る人にその思いが伝わらなくては意味がないですよね。いかに感情を伝えることができるか。それこそが女優に必要な演技力だと気づいたんです」と語る。
4月から大学生となる。「ずっと女優は続けたい。でも、表現するためには、もっと学ぶ必要があります。さまざまな経験が、きっと将来の自分の芝居につながる時がくると思うから」(戸津井康之)

