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名作漫画・アニメの「間取り」はこれだ(下)「『デスノート』の間取りは絶対に描けない」 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:マンガ
これまでに数々の間取りを作図してきた影山さんだが、作図しやすい間取りは、ずばり「家族仲のよい家」だという。
「特に、母親の存在が大きいと、生活シーンが多く出てくるし、移動のシーンも多いので描きやすいのです」
だから、と影山さんはつけ加えた。
「『デスノート』の間取りは絶対に描けません。主人公の少年の部屋は細かく描写されているものの、他の家族や部屋がほとんど出てこないためです。描いてほしいとリクエストを受けましたが結局、あきらめました」
漫画やアニメの間取りを通して、現代ニッポンの家族の風景までもが見えてくる。
テレビアニメ「母をたずねて三千里」をめぐっては、別の用事でパリを訪れた際にイタリアまで足を伸ばし、「マルコの家」を探しに行った。
「第1回目の放送で、マルコが学校から帰ってきて、馬小屋のじいちゃんに挨拶して階段を上がっていくシーンがある。一瞬ですが、水を汲んだバケツを運んでいる。この場面を見て、マルコの家には給水設備がないことが分かります」
同アニメの場面設定と画面構成は、若き日の宮崎駿監督が担当していた。その2年前の昭和49年に放映されたアニメ『アルプスの少女ハイジ』も宮崎さんが場面設定などを手がけ、テレビアニメで初めてロケハンを敢行して細部を練り上げたとされる。
「宮崎さんの設定は実にしっかりしていますね。『ハイジ』のおんじの山小屋も、あれは実際に建っているものですよ。間取りを描いてみればすぐに分かります」
どこまでも「間取り」にこだわる影山さんだった。















