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MANGA海賊版NON!! パリで原画展 小池一夫氏、海外ファンに警鐘

2008.6.29 09:04
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漫画原作者の小池一夫さん漫画原作者の小池一夫さん

 日仏交流150周年を記念し、日本の人気漫画を紹介する「キャラクターアート MANGA パリ展」が7月3日から6日まで、パリで開かれる。発案は、『子連れ狼』などの原作で知られる小池一夫さん(72)。芸術の都での展示会を企画した最大の意図は、海外での海賊版の氾濫(はんらん)に警鐘を鳴らすことだという。(堀晃和)

 漫画展は「JAPAN EXPO」の特別展示として実施。会場では、『あしたのジョー』や『北斗の拳』『鉄腕アトム』『ドラえもん』『新世紀エヴァンゲリオン』など、作家26人による日本の代表的な漫画やアニメの原画約180点が展示される。期間中は、小池さんのほか永井豪さんら人気漫画家が現地を訪れ、講演会やサイン会も開かれる。

 「海外では、ファンが不正商品との意識がないまま漫画を購入していることがある。現地で偽物は買っちゃいけないんだという意識を植え付けたい」

 小池さんは海賊版の現状を憂い、そう力説する。海外にいくたび、苦い思いをしてきたそうだ。「アメリカでサイン会をしたときは3分の1以上が不正商品を持ってきた。東南アジアはもっとひどくて、香港のときは100人中半分が偽物だった」

 「海賊版の流通で莫大(ばくだい)な損害が生まれている」と危機感を募らせた小池さんは昨年、約300人もの漫画家らを輩出した私塾「小池一夫劇画村塾」を、「法人化しなければ、著作権侵害に対抗できない」と株式会社化した。今回の企画も、著作権保護のための行動だ。

 「海賊版にはサインしない。ファンも最初は怒りますが、そのうち理解してくれて本物を買ってきてくれます。偽物を買うことは作家の尊厳を傷つけることなんだと、わかってくれるんですね。ポスターを作ってもなかなか見てはくれない。作家が行動するほうが効果が大きい。不正商品の阻止につながる」

 「漫画はキャラクター」という持論を持つ小池さんは、日本の漫画を世界に飛躍させたキャラクターの創作法や活かし方なども、現地のファンに“伝授”する予定。「直接、コミュニケーションを取ることで、作品への正しい理解が深まると思います」

                  ◇

 ■原画の出品作家

 手塚治虫▽石ノ森章太郎▽藤子・F・不二雄▽藤子不二雄A▽ちばてつや▽永井豪▽モンキー・パンチ▽萩尾望都▽小島剛夕▽上村一夫▽はるき悦巳▽臼井儀人▽森秀樹▽池上遼一▽叶精作▽小山ゆう▽原哲夫▽板垣恵介▽貞本義行▽椎橋寛▽山本貴嗣▽吉崎観音▽美水かがみ▽ツガノガク▽皇なつき▽のなかみのる(順不同)

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漫画原作者の小池一夫さん
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