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脱力系コミックエッセー「読んで幸せ」…人気 (1/2ページ)
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ありふれた日常についてエッセー的につづった漫画「コミックエッセー」が20〜30代の女性を中心に人気を集めている。文章だけによるエッセー本に比べると、細かな表現が分かりやすい点が魅力。結婚や会社生活といったテーマを、漫画的キャラクターを通して伝え、笑わせ、考えさせる。人気の根底にあるのは“共感性”のようだ。(舛田奈津子)
35歳独身。恋人なし。貯金200万…。今年1月に発売され、1カ月で約5万部のヒットとなったのは、益田ミリさんの『結婚しなくてもいいですか。すーちゃんの明日』(幻冬舎)。ほんわかとしたイラストだが、中身はほのぼの系でもコメディーでもない“異色4コマ漫画”。テーマは独身女性の“老後”だ。
すーちゃんを憂鬱にするのは遠い将来。彼女は「老後め」とひとりごちる。「小さな子どもみたいな気がするのに 実際はもう大人だったんだ」「いつのまにか年をとっていく 遺言でも書いてみるか」。イラストに添えられたセリフに、不安や葛藤(かっとう)がにじみ出る。
益田さんは「あるセミナーで、若い女性が『将来の老人ホームを決めたいが、どこで相談できるか?』と質問していて驚いた。友人が『寝たきり嫌だよね』と言った。そういう日常の中の“ひっかかり”や“モヤモヤ感”を描きたい」と話す。
コミックエッセーは、結婚や出産など、女性ならではのテーマが多い。しかし最近は、会社での人間関係などについての作品も登場し、男女や年齢を問わず読者を広げている。
『ぼく、オタリーマン。3』(中経出版)は、「彼女なし・ちょっぴりオタク」という作者、よしたにさんが自身の経験などを素材に創作した。ネタは赤裸々な日常。1巻からの累計は65万部を超える。

