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【サブカルさーふぃん】ゲーム 「マリオカートWii」
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■ハードルは低く、質は高く
「あなたにもできるゲームです」ということを、幅広いプレイヤーに理解してもらわないと、大ヒットが難しいのが、現在のゲーム市場だ。テレビCMで「簡単です」と言ったところで、誰も信じてくれるわけはなく、「遊んでいる姿」自体でそれを伝える必要がある。
「マリオカートWii」は「ハンドル」を同梱(どうこん)してしまった。過去にも、マイクなどが同梱されたソフトはあったが、マリオカートWiiにおいてハンドルは「無くても遊べる」ものである。無くても遊べるし、作ってもよい。鍋のフタにWiiリモコンを貼(は)ってもよいのである。しかし、同梱することで、マリオカートWiiは、ハンドルの使用がプレイの「標準の姿」となった。テレビCMでは芸能人がハンドルを握って遊ぶ姿が映し出され、発売日から大ヒット。多くの人が、「自分にもできそう」と感じたことが成功につながったのである。
ペン入力という手段と実用書的なソフトで、ニンテンドーDSは大衆に普及し、ゲームの層を拡(ひろ)げた。振ってプレイするリモコンと家族で楽しめるスポーツゲームで、Wiiはゲーム機をリビングに復権させた。そして、マリオカート。いずれもハードルは低いが「ゲーム性」が上がってきている点に注目したい。任天堂は「ゲームの面白さ」を、もう一度丁寧に伝えようとしているのだ。(ゲームクリエイター 飯野賢治)
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