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【サブカルさーふぃん】アニメ 「なまくら刀」 “原点”はエネルギッシュ
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「古(いにしえ)のアニメ発掘」といった記事が載った。それは1917年に発表された幸内純一(こううちすみかず)の「なまくら刀(塙凹内名刀之巻(はなわへこないめいとうのまき))」という2分の作品。これは上映された記録はあるが、フィルムの存在が分からず、幻となっていたものだ。
原版は松本夏樹さんという方が、大阪の骨董(こっとう)市で映像機器と一緒に買った中から発見され、東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都千代田区)が復元し、4月24日から同センターのイベント「発掘された映画たち2008」で公開される。
文献によれば海外のアニメが日本に初めて輸入されたのが1914年だそうだから、3年後には国産のアニメが誕生したことになる。この1917年は、まさに日本アニメの夜明けといっていいだろう。1月には下川凹天(へこてん)の「芋川椋三玄関番の巻」、5月には北山清太郎の「猿蟹(さるかに)合戦」、6月には幸内の「なまくら刀」が公開された。短いものばかりだが、まだセルもない時代のこと、試行錯誤で作り出した画面に日本人の知的好奇心の真髄を見る。
それから90年後の今、アニメは「クール!」とはやされている。天上でお三方はどんな気持ちで聞いておられるだろうか。(杉並アニメーションミュージアム館長 鈴木伸一)

