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【パーティー鑑賞】こち亀・秋本治さん激白「昔から少女漫画ファンでした」

2008.4.6 17:16
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第1回金のティアラ大賞 入賞者14人(大賞の片山さんは前列左から2番目)第1回金のティアラ大賞 入賞者14人(大賞の片山さんは前列左から2番目)

 「りぼん」や「マーガレット」など、集英社が発行する少女・女性漫画8誌合同の新人グランプリ「第1回金のティアラ大賞」の贈賞式と懇親会が4日、東京都千代田区の如水会館で行われた。大賞は福岡県在住の片山あやかさん(23)の『Star man』。ほかにも銀のティアラ賞など入賞者13人に賞状や記念品が贈られた。

 応募者には男性もいたが、入賞者は19歳から34歳までの女性ばかり。4月ということもあり、会場は新人作家の“入学式”といった初々しい雰囲気に。選考委員の秋本治さんや神尾葉子さんら、漫画界を代表する人気作家らが、ユーモアたっぷりにエールを送っていた。

 この賞は、少女・女性漫画の未来の担い手を広く募集するために設立。第1回は全国各地から684編の作品応募があった。式典ではまず、集英社の山下秀樹社長が「少子化や女性のライフスタイルの変化もあり、漫画の先行きに危険信号がともっている。若い才能をもって、この状況にくさびを打とう」と激励した。

 ■大賞受賞者、片山あやかさんのあいさつ

 豪華な選考委員の先生方に読んでもらい、感動と興奮でした。漫画にはドキドキ、ワクワクさせてもらった。次は私がそういう作品を。ようやくスタート地点に立ちました。

 《片山さんは広島市立大学芸術学部で日本画を学び、この3月に卒業。受賞作『Star man』は、主人公・由紀子と惑星“ビーンズ”から来たイケメン宇宙人“マメオ”のラブコメディー。安定した画力、奇想天外だが温かいストーリー展開が高く評価された。「漫画家として一歩を踏み出す最初で最後の大きなチャンス」と同賞に挑戦した》

 緊張した雰囲気の贈賞式から一転、懇親会の席では選考委員の漫画家が次々とあいさつに立ち、会場の笑いを誘っていた。

 ■『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の159巻がこの日発売されたばかりの秋本治さん

 「こち亀」ばかりを書いている男性作家が、なぜ少女漫画の審査に? と疑問に思っている方も多いでしょう(笑い)。昔から少女漫画ファンでした。結婚すれば、奥さんが別冊マーガレットを読み、女の子が生まれれば、りぼんを読む。というわけで、絶えず少女漫画を読んできた。老若男女、誰が読んでもおもしろいものを描いてほしい。そうしたら、集英社の人が喜ぶんじゃないかな。

 ■昨年映画化された『天然コケッコー』の原作者、くらもちふさこさん

 《司会者からの突然のあいさつ依頼に「えーっ」と照れながら登壇》

 編集者や同業者の漫画家、読者を驚かせる作品を期待します。長い道のりをがんばって。

 《会場をしみじみとした雰囲気にさせた》

 ■『おいしい関係』などで知られる槇村さとるさん

 デビューから30年あまり。当時は目標にする先輩も少なく、遠くに輝く星だった。今は漫画の仕事で生きていく、という道ができている。漫画家はいい商売です。一本の線が製本を経て、みんなの部屋に届き、感動として伝わる。私はどんな時代になっても、漫画を描きたい。

 ■大ヒット作品『花より男子』の神尾葉子さん

 デビューから23年。新人が次々と出てきて、自分なんかいらないんじゃないかと思った。みなさんもそう感じる日が来るかもしれない。でも、あきらめないで。地道に描き続けて。

 ■『神風怪盗ジャンヌ』などを描いた種村有菜さん

 この世界は才能があるからヒット、というものでもない。細かな奇跡が日々起きている。この不思議な世界へようこそ。

 大賞を受賞した片山さんには、賞金500万円が贈られた。受賞作品は4月12日発売の別冊マーガレット5月号に掲載される。また「第2回金のティアラ大賞」の実施も決定し、今夏から募集が行われる。

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第1回金のティアラ大賞 入賞者14人(大賞の片山さんは前列左から2番目)
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