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【ひと】「マンガ大賞2008」受賞 「岳」の作者・石塚真一さん (1/2ページ)
このニュースのトピックス:TVドラマ
■「ようやく1次面接に通ったかな」
「漫画家に就職活動があるとすれば、ようやく1次面接に通ったかなという思い。すごく幸せですね」。書店員を中心に漫画好きの有志で選ぶ「マンガ大賞2008」(マンガ大賞実行委員会主催)。先月28日、栄えある第1回大賞に選ばれた漫画家は、東京都内の授賞式会場で、謙虚に喜びをかみしめた。
受賞作「岳」は、山岳救助ボランティアを描いたデビュー連載。趣味の山登りが下地になっているという。平成19年に出版された単行本の中から、書店員やニッポン放送のアナウンサーら76人の選考員が選出。テレビアニメ化された「もやしもん」など強力な作品がひしめく中、2位に投票で20ポイント近い大差をつけての文句なしの受賞だった。
10代や20代のデビューが当たり前の業界にあって、漫画家としての出発はかなり遅い。20歳のころから漠然と漫画を描きたいとは思っていたそうだが、ある出会いが背中を押した。「(20代に)5年間、アメリカに留学していたとき、考古学を勉強していた日本の留学生がいたんですが、(考古学の)漫画を読んだ影響で来たというんです。それで、漫画っていうのは(人を)動かす、すごいなって思ったんです」
帰国して、実際に描き始めたのは28歳のとき。「340円で漫画の描き方の本を買ってきて始めた」そうだ。「岳」が掲載されたときは、すでに30歳を超えていた。

