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「漫画の道に不可能ない」漫画家・萩尾望都語る (1/2ページ)

2008.1.12 05:08
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萩尾望都さん萩尾望都さん

 昨年12月30日まで、東京・天王洲の「銀河劇場」で開かれた「劇団スタジオライフ」の公演「アドルフに告ぐ」(手塚治虫原作)に、大きな花飾りを寄せた。96年の公演「トーマの心臓」に原作を提供してから続く縁。舞台化を許可したものの初演は怖くて見に行けず、再演で初めて自作の舞台に触れた。

 「世界観の美しい舞台でファンになりました」

 作品のポイントをつかんだ演出ぶりを評価して、以後は公演にたびたび足を運んでいる。

 「オタクのようにのめり込んでしまう」タイプだと自認する。80年代にはモダンバレエに熱中。昨年11月に死去した振付家のモーリス・ベジャールが作り出す舞台にはまって公演に通った。そうして受ける外部からの刺激に「ある程度満足したところで、これを描いてみたいと思うようになる」。モダンバレエへののめり込みは、80年代末から90年代初頭にかけて「フラワーフェスティバル」や「ローマへの道」といった作品に結実した。演劇への関心も、いつか作品の形になって現れるのだろう。

 「アドルフに告ぐ」の公演に際して開かれた、スタジオライフのファンを集めたイベントでトークを行った。劇団とのつきあいに加えて、漫画家になったきっかけが、原作者の手塚治虫さんにあったからだ。「小学校のころにたくさん出てきた漫画雑誌に手塚先生が描いていて名前を覚えて」読み始めた。高校生の時に出合った「新選組」に「漫画がこれほど人の心を揺り動かすなら、自分でも描いてみたい」と思い、投稿を始めて69年にデビューを果たした。

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