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【サブカルさーふぃん・ゲーム】「マリオパーティ8」
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■「サビ頭」需要、ここにも
昭和から平成への歌謡曲の大きな変化は、「サビ頭」が多くなったことだ。サビ頭というのは、「曲の頭からサビ」という意味である。昔の曲は前奏、メロディーという流れを経て、サビで盛り上がった。それがいきなり頭からサビである。1貫目からトロを食べてしまうようなものだ。アナログからデジタル時代へ移り、曲の頭から盛り上がらないと「飛ばされてしまうから」という理由でサビ頭が増えた。いまの時代は「すぐにそれ!」が重要なのである。
この夏、Wiiで待望の人気シリーズ「マリオパーティ8」(任天堂)が発売された。すごろく風のゲームを順番に進めていくと、プレーヤー同士で対戦するミニゲームが始まる。1人ずつ順番にプレイするボードゲームというスタイルに、対戦ミニゲームというアクセントを加えた秀作。売れ行きは好調のようだが「最初からミニゲームを遊びたい」という声が多いらしい。ボードゲームを進めていけばミニゲームで遊べるし、遊んだミニゲームは後で自由にプレイできるのだが、「そのプロセスはいらない」ということだ。ゲームを長持ちさせるための工夫なのだが、「サビ頭」ならぬ「ミニゲーム頭」の需要が起きてしまった。
単にCMでミニゲームばかりを取り上げたことが、勘違いを生んだのだと信じたいが、WiiやニンテンドーDSが獲得した新しいユーザー層によって、ゲームに変化が生まれているのも事実。「ちょっとプレー」の、カジュアルゲームが増えている。近い将来、3日かかってゲームをクリアしたなんて「信じられない!」という日が来ないことを祈るばかりだ。(ゲームクリエイター・飯野賢治)