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映画「ディア・ドクター」西川美和監督 脚本を書いているとき一番楽しい (1/2ページ)
カンヌ国際映画祭などで絶賛された前作「ゆれる」から3年、西川美和監督の新作「ディア・ドクター」が全国公開されている。小説家の顔も持ち、「ゆれる」の同名小説は三島由紀夫賞候補になり、新作の原作も「きのうの神さま」の題名で刊行された。西川監督は「脚本を書いているときが一番楽しい」と語る。
兄弟の愛憎劇を痛々しいまでに描いた「ゆれる」は、実際に見た夢を脚本に書き起こしたものだった。「ディア・ドクター」の着想は、3年前に見た新聞記事がきっかけだ。
「四国の僻地(へきち)で白タク運転手が逮捕され、お年寄りが病院に通えなくなったという内容です。僻地医療に興味を持ち、取材を始めました。見捨てられた辺境の地で成り立つ正義とは何なのかを探りたかったのです」
村の診療所のただ一人の医師、伊野(笑福亭鶴瓶)は村民から絶大な信頼を得ていた。研修医として赴任した相馬(瑛太)も真摯(しんし)な彼の姿勢にひかれるが…。

