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緊迫感みなぎる登山シーン 映画「劔岳 点の記」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:映画
「駅 STATION」(1981年)など数多くの作品で、名カメラマンとして活躍してきた木村大作(だいさく、69)の初監督作品。
1906(明治39)年。陸軍の測量手、柴崎(浅野忠信(ただのぶ))は、日本地図完成のため、残された最後の測量点である未踏峰・剣岳の登頂を命じられる。同時に、設立間もない日本山岳会の小島(仲村トオル)らも剣岳登頂を計画。軍は柴崎に、山岳会に先んじての初登頂を厳命する…。
さすがは木村監督。これほど“力”を持った映像を見たのは久しぶりだ。あまりの険しさゆえに「針の山」と言われた剣岳の黒々とした威容、見渡す限りの雲海を染める夕日。一歩足を踏み外せば確実に死ぬであろう急峻(きゅうしゅん)な岩場を、俳優たちが少しずつ、少しずつ登っていく。
木村監督らスタッフ・キャストは標高3000メートル級の立山連峰に登り、ときには9時間も歩いて撮影現場に向かったという。そうした彼らの作品にかける執念が、一種異様な緊迫感として映像にみなぎっているのだ。
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