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人生の岐路「自分問いかける作品」 映画「60歳のラブレター」 中村雅俊さんに聞く (3/4ページ)
このニュースのトピックス:映画
「米映画『卒業』(1967年)のダスティン・ホフマンですよね。ラストに花嫁を奪ってニコニコしながらバスに乗っている。あれも男の身勝手じゃないですか。この映画で女性から『なんなの、この人』と思われることは、ある意味成功だと思うんです。おれから孝平を見れば、もう少し相手の気持ちも考えろよと思いますけどね(笑)」
実際に、妻で女優の五十嵐淳子(いがらし・じゅんこ、56)から手紙をもらって感動したという。「20年ぐらい前に京都で舞台に出ていたとき、差し入れに励ましの手紙が入っていてジーンときちゃいましてね」と頭をかいた。
■世代間のギャップ
俳優デビューから35年を迎え、最近は悲哀を感じさせる熟年男性の役も増えてきている。深川栄洋(ふかがわ・よしひろ)監督(32)や脚本の古沢はともに30代。若い感性を持つ2人は、孝平と若手社員や娘との世代間ギャップも描き、見ていて非常にリアルだ。普段でもギャップを感じることはあるのだろうか。
「ベテラン役者と言われますが、『おれはこうやって生きてきたんだ』なんて若い役者には関係ないでしょう? それに若くても才能のある役者がいますからね。下克上じゃないけど、この世界は会社以上に厳しいですよ」
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