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視点は常に世界照準 映画「鈍獣」細野ひで晃監督 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:映画
人気脚本家、宮藤(くどう)官九郎の舞台「鈍獣(どんじゅう)」が映画化された。CMディレクターとして活躍する細野ひで晃監督が5年前に舞台を見て映画化を熱望。宮藤に映画版脚本の執筆を依頼した。完成した作品を見た宮藤は「なぜこうなるのかがよく分かった。自分の脚本なのにね」と最大限の賛辞の言葉を贈っている。
作品はアクの強い男女6人の複雑な友情を描く人間ドラマ。失踪した作家の凸川(でこがわ)は少年時代、幼なじみの江田と岡本にいじめられていた…。
「あまり正面からいじめをテーマに描きたくなかった」という細野監督は、凸川役に飄々(ひょうひょう)としたイメージの浅野忠信を配役。江田は北村一輝、岡本はユースケ・サンタマリアが演じている。
「陰湿にならないように描くのは難しかった」と明かす細野監督は、3人の少年期のエピソードをアニメで表現するなど映画ならではの手法を用いた。
「米国アニメ『トムとジェリー』のイメージと言ったらいいでしょうか。天敵のネコとネズミがけんかしながらも最後は仲良く共存する世界観に、幼いころからひかれていた。戦う人間同士も、どうにか共存できる世界があると信じたいんですよ」
話題を呼んだ大地に並ぶカップヌードルの映像など、CM作りでも一貫して世界共存を訴えてきた。
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