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映画「アライブ 生還者」 生への執念、極限の選択 (1/2ページ)
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1972年、アンデス山脈に旅客機が墜落。乗員乗客45人の生存が絶望視されるなか、72日後、16人が奇跡の生還を遂げる。が、過酷な環境下、死亡した仲間の肉を食べ生き残ったという事実が世界に波紋を広げる…。(戸津井康之)
事故から37年。「生還者が平常心で事故を語れる時期がきた」とゴンサロ・アリホン監督は判断、生還者の証言を集めたドキュメンタリー「アライブ 生還者」を撮った。
証言者の一人、エドゥアルト・ストラウチさんは語る。
「墜落する瞬間、死を覚悟しました」
ストラウチさんは当時、ウルグアイの大学で建築を学ぶ学生だった。一緒に結成したラグビーチームの仲間や家族らが乗ったチャーター機はチリに向かう途中、墜落。機内は絶望感に包まれた。
「墜落の衝撃で機体はまっ二つに折れた。私たちがいる前部を残し、後部は数百メートルも滑落していった」
事故時、大雪に見舞われ、捜索は10日後に打ち切られる。この時、ストラウチさんたちは機内のラジオで運悪くも捜索終結の事実を聞いてしまう。
「氷点下30度の寒さと飢え。何度も死を覚悟しました」。彼はこう振り返るが、それでも生きることをあきらめなかったのは、「生きて最愛の家族と再会するためでした」。
生き残った16人は極限の状況で葛藤(かっとう)した末、死んでいった仲間の肉を食べて生き抜く道を選んだ。
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