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フジテレビ系「駅路」 向田邦子、唯一の清張脚本 人生の悲哀とあがき演じ

2009.4.7 07:59
このニュースのトピックス女子アナ

 俳優の役所広司が、松本清張生誕100年記念作品となるフジテレビ系「駅路」に主演する。

 約30年前に向田邦子が手掛けた唯一の清張脚本。喜多麗子プロデューサーは「貴重な脚本が存在することを知り、100年(清張生誕)、80年(向田生誕)の記念すべき年に何としてでも映像化したかった」と語る。

 演出、脚色は「北の国から」などで知られる杉田成道。ドラマ出演が約4年ぶりとなる役所は「念願の杉田さんとの仕事。昭和から平成にかけての時代背景とともに、定年間近の人生の悲哀とあがきを感じながら演じられた」と話す。

 ≪銀行を定年退職した男(石坂浩二)が旅行に出かけたまま消息を絶った。妻(十朱幸代)から捜索願が出され、ベテラン刑事の呼野(役所)が担当することに。呼野は定年を控えた自分の人生と重ね合わせて捜査にのめり込んでいく。やがて、捜査線上に慶子(深津絵里)が浮かび上がる≫

 役所は「清張作品は単に事件追いではなく、人生を感じさせてくれる。向田さんは大胆さと観察力の鋭さ、女性の複雑さを描くのがすばらしい」と力を込める。

 折しも、自身の初の監督作品「ガマの油」が6月6日から公開される。映像への傾倒は深まる一方のようだ。

 杉田は「かつてのテレビドラマはこのようにゆったりとした中で作られていた。昭和のにおいがする、平成のドラマとは一線を画する作品」と語り、「俳優があってこその脚本。言葉がいきてくる」と出演俳優たちに敬意を表した。ほかに木村多江、高岡蒼甫、北川弘美、大口兼悟。

 11日午後9時から放送される。(松本明子)

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