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「ハリウッド監督学入門」中田秀夫監督 アメリカ映画事情、独自な視点で分析 (2/2ページ)
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結局、監督を降りた。この作品はジェシカ・アルバ主演で昨年、日本公開された「アイズ」。中田監督はレニー・ゼルウィガー主演で撮る予定で「すでに何度も彼女と会い、すぐに撮影開始の予定だったのに」と悔しがった。
面白いのは中田監督の主張に対し、ロイ・リーやウォルター・パークスらプロデューサーが「中田監督のケースは短い方だ」と反論している点だ。
巨大資本が動くハリウッドでは映画はビジネス。中田監督はハリウッドの意思決定機関の複雑さを嘆く一方で、「監督の作家性を重んじてきた日本も最近はビジネス優先。ハリウッドと同じようなシステムになりつつある」と懸念する。
日米の現場を知る中田監督は「俳優の層の厚さなどハリウッドを見習う点は多い」とした上で、日本では大手の大作かインディーズ系の小品かの両極でしか映画が作られなくなっている現状を批判する。
「もっと監督の意志を反映できる中規模の作品を作る環境が必要。それが結局は邦画がハリウッドと張り合えることにつながる」と訴えた。

