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【歌舞伎】前進座の初春公演「双蝶々雪の子別れ」
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■落語とのリレー方式で公演
前進座の初春公演で、落語と歌舞伎を合体させた三遊亭円朝作の人情噺「双蝶々(ふたつちょうちょう)雪の子別れ」(中橋耕史演出)を上演している。親子の愛情と確執を描く円朝の名作のひとつ。上の巻を林家正雀が落語で、中・下の巻を藤川矢之輔、河原崎國太郎らが歌舞伎で届ける、珍しいリレー方式の公演となった。
実母を亡くした長吉が家を出て、奉公先の店で殺人を犯す。数年後、長吉は継母(後妻)と再会し、父の長兵衛の病いを知り、家に戻る。歌舞伎「双蝶々曲輪(くるわ)日記」の世界を借り、円朝が自らの実体験を盛り込みながら、江戸の庶民を描く落語に仕立てた。2時間を超える長編のため、寄席などで全編が演じられることは極めて少ない。
「上の巻は子役を出すのが大変だったが、噺なら可能なので、正雀師匠が出てくださることになった」と矢之輔。「中の巻を世話狂言にしたと言われ、おもしろいと思った」と正雀は話す。
矢之輔は長兵衛、國太郎は継母のお光、嵐広也が長吉を演じる。前進座らしく女優の小林祥子らも出演する。1月3〜12日、東京・吉祥寺の前進座劇場。問い合わせは(電)0422・49・2811。(生田誠)
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