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【週刊ハリウッド】イーストウッドはなぜモン族を取り上げたのか (1/3ページ)
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ベトナム戦争中に米軍に協力したとして母国ラオスを追われ、米国に移り住んだモン族の人々のあいだで、1本の映画が特別な注目を集めている。クリント・イーストウッド監督の最新作「グラン・トリノ」。アカデミー賞ノミネートも有力視される話題作であると同時に、「モン族を取り扱った初めてのハリウッド映画」でもあるからだ。
「グラン・トリノ」は、時代に取り残されたような中西部の街を舞台に、朝鮮戦争への従軍経験を持ち、頑固で、人種主義的でさえある老人(イーストウッド)と、近所に移り住んできたモン族の人々との衝突と和解を描く。
ゴールデングローブ賞では最優秀歌曲賞へのノミネートのみとやや期待はずれの結果に終わったものの、各メディアでの評価は依然高く、同じくイーストウッドが監督し、アンジェリーナ・ジョリーが主演した「チェンジリング」よりもむしろ有力なオスカー候補と目されている。
イーストウッドといえば、「硫黄島からの手紙」(2006年)で旧日本軍を取り上げたことが記憶に新しい。そこでの「日本」の描かれ方は、多くの日本人の注目を集めた。
「硫黄島」に批判がなかったわけではないものの、「サユリ」(2005年)などにみられた途方もないデフォルメと比べれば、はるかにまじめに、また公平に日本を描いたという評価はできるだろう。
では、「グラン・トリノ」でのモン族の描かれ方はどうか。
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