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【追跡08関西】(1)何だかんだと「せんとくん」 3体の静かなバトルは続く (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ゆるキャラ
奈良県で今年、最も注目された“人”といえば、「せんとくん」。平成22年に開催される平城遷都1300年祭の公式マスコットキャラクターだ。童子の頭に2本の角を生やした異色のデザインが全国的に賛否両論を呼び、ライバルキャラが生まれる騒動を巻き起こしたが、いつの間にか人気が急上昇。1300年祭を主催する事業協会の林洋事務局長は「結果的には注目もされ、事業もアピールできた。来年も活躍してくれますよ」と大きな手応えを感じている。
林事務局長の自信が示すように、せんとくんの人気は飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
今月5日にせんとくんのグッズ販売を希望する企業向けに奈良市で開催された説明会には、東京や名古屋、大阪など全国各地から152社が殺到。今も連日20〜10件の新規の問い合わせが寄せられる。同15日には、500個限定で作られた卓上カレンダーが、発売開始から2時間で売り切れた。着ぐるみの出演オファーもすでに200件を超えた。1日に複数の出演を掛け持ちすることもある。
ただ、ここまでの道のりは平坦(へいたん)ではなかった。今年2月にデザインが発表された当初は批判的な意見が多数を占めた。「仏様に角なんて」「子供が見れば泣き出す」…。
6月には地元デザイナー団体が独自キャラの公募に乗り出し、全国から619点の作品を集めて審査。全体に丸みを帯びた“ゆるキャラ”らしい「まんとくん」を生み出した。さらに「角は仏様への冒涜(ぼうとく)」と批判する奈良市内などの寺院親睦(しんぼく)団体も独自キャラ「なーむくん」を発表。3体の乱立状態となり、事業協会も「もはや平城遷都との関連が分からない」と頭を抱えた。
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