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映画「1408号室」 不吉な数字の部屋の中で
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1408は、それぞれの数字を足した合計が13になる。キリスト教圏では不吉な数字の筆頭だ。
全米各地の幽霊屋敷やうわさの墓地などを突撃訪問して、体験したままを本にしてきた作家のマイク・エンズリン(ジョン・キューザック)はある日、ニューヨークにあるドルフィンホテルから出されたと思われる1通の観光はがきに興味をそそられる。そこには「何があっても、1408号室に入ってはいけない」と記されていたからだ。
反対されたり禁じられたりすると、かえって闘志がわいてくる皮肉屋のエンズリンが下調べしてみると、驚くべき事実が判明する。1408号室にこれまで宿泊した56人の客が自殺をとげているのだった。だが、幽霊や超常現象を一切信じないエンズリンはひるまない。だったら、このおれが乗り込んでいってやろうじゃないか、と。
恐怖を感じたのはエンズリンを迎えたホテルの支配人、オリン(サミュエル・L・ジャクソン)だったかもしれない。「あの部屋では自殺のほかにも22人が自然死している」などといって考えを改めさせようとするが、エンズリンは「予約が入っていない限り、ホテルは客が特定の部屋に宿泊するのを拒めない」という州法を盾に、長らく宿泊客が絶えていた1408号室に乗り込んでいく。
同名の原作はスティーヴン・キングの短編集『幸運の25セント硬貨』(新潮文庫)に収録の1編。キングは著者自身による解説の中で「われながら執筆しているあいだ恐ろしくてしかたなかった」と書いている。ミカエル・ハフストローム監督作品。公開中。血も凍る107分。(宝田茂樹)
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