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【伝統芸能】秋の夜長楽しむ野外能 酷暑の夏避け、温暖化の影響も!? (1/2ページ)

2008.9.10 07:55
このニュースのトピックス舞台
都心の新名所を舞台に、日本の古典芸能を鑑賞する東京ミッドタウン能狂言。今年も19日と20日に行われる=平成19年9月(大山文兄撮影)都心の新名所を舞台に、日本の古典芸能を鑑賞する東京ミッドタウン能狂言。今年も19日と20日に行われる=平成19年9月(大山文兄撮影)

 涼しい風に吹かれながら都会で秋の薪能(たきぎのう)を−。夏の風物詩といわれてきた薪能だが、東京では9月以降も公演が続く。東京・王子の飛鳥山薪能に二子玉川のたまがわ薪能、六本木の東京ミッドタウン能狂言など。酷暑の夏を避けて、秋の野外イベントとして行われる公演が増えている。

 今月以降の関東地方の主な薪(野外)能は別表の通り。東京の薪能といえば従来は老舗の台東薪能、日枝神社薪能(休止中)など真夏(8月)が主流だったが、その後、春に開かれる靖国神社の夜桜能、神田明神薪能も現れた。そして近年、増加しているのが秋の薪能だ。特に今年は9月の開催が目立つ。

 東京では昨年から東京ミッドタウン能狂言が加わり、近郊ではこしがや薪能、小田原城薪能も。9月は毎週末、関東のどこかで薪能が開かれることになる。

 「紅葉の始まる時期、気候のいい季節に合わせて開いている」と説明するのは新宿御苑森の薪能を主催する新宿区観光協会の担当者。今年で50回を迎える老舗(鎌倉薪能)の主催者、鎌倉市観光協会は「秋の鎌倉観光の名物にしようと企画した。当初は9月だったが、雨にたたられたこともあり、現在の開催日にした」と話す。

 こうした傾向について、能楽雑誌「観世」編集部は「夜に開かれる薪能には寒さと雨が天敵。秋が増えてきたのは地球温暖化の影響といえるかもしれない」と分析している。

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都心の新名所を舞台に、日本の古典芸能を鑑賞する東京ミッドタウン能狂言。今年も19日と20日に行われる=平成19年9月(大山文兄撮影)
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