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宮崎駿・押井守・北野武…邦画3作ベネチアを“席巻” (1/2ページ)
イタリア・ベネチアで開催中の第65回「ベネチア国際映画祭」のコンペティション部門に、日本で公開中の宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」、押井守監督の「スカイ・クロラ」の2本のアニメ作品と北野武監督の「アキレスと亀」(20日公開)が出品されている。世界えりすぐりの21作中、日本作品が3本もノミネートされるのは異例の展開で邦画の躍進に期待がかかる。(戸津井康之)
1932年に始まった同映画祭は世界最古の国際映画祭としての歴史を誇る。カンヌ、ベルリンと合わせ世界3大映画祭の一つに数えられ、毎年、世界の話題作が集う。日本作品では51年(第12回)に黒澤明監督の「羅生門」が最高賞の金獅子賞を受賞。翌52年から溝口健二監督が3年連続で監督賞にあたる銀獅子賞などを受賞し、日本映画を世界に認めさせる転機の一つとなった。
最近では97年に北野監督の「HANA−BI」が金獅子賞を獲得。同監督は、2003年にも「座頭市」で銀獅子賞や観客賞などを受賞。07年には、北野監督作品「監督・ばんざい!」にちなみ、同映画祭の中に、「将来にわたって活躍が期待される映画監督」に贈られる「監督・ばんざい!賞」が新設され、第1回の受賞者に選ばれるなど、今や北野監督は同映画祭の常連ともいえる存在だ。
8月28日夜(現地時間)の公式上映では終了後、約5分間にわたってスタンディングオベーションが続くなど反応は上々。現地入りした北野監督は「『HANA−BI』のときと同じ雰囲気」と自信を見せた。
一方、日本のアニメ作品のベネチアでの受賞歴は、1967年に手塚治虫原作の劇場版アニメ「ジャングル大帝」がサンマルコ銀獅子賞を受賞。3年前に宮崎監督が功労賞にあたる名誉金獅子賞を受賞しているが、実写と競合するコンペ部門で初めてアニメ作品がグランプリを獲得できるかに世界の目が集まる。





