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【明解要解】「篤姫」ヒットはなぜ? 「ホームドラマ形式」採用が奏功 (1/2ページ)
徳川13代将軍家定の正室として江戸城へ入り、無血開城へ大きな役割を果たした天璋院篤姫の生涯を描くNHKの大河ドラマ、「篤姫」の人気が止まらない。視聴率は初回から20%以上をキープしており、「幕末大河は当たらない」というジンクスを覆した。ヒットの背景には、自ら人生を切り開く強い女性像が共感を呼んだことや、複雑な時代背景を分かりやすくした制作者の工夫があるようだ。(田辺裕晶)
「大奥の描き方が従来とは違って基本的に皆いい人ばかりで、ドロドロした部分がないのが良い」(70代男性)
「品があって、とても楽しい」(60代女性)
番組開始以来、NHKの視聴者コールセンターには、多くの意見が寄せられている。中には「時代考証がおかしい」との厳しい声もあるが、おおむね好意的な反応だという。
8月10日放送回までの平均視聴率は23・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。初回こそ20・3%だったが、「大奥入城」(5月11日)以降はほぼ24%以上をキープしている。「桜田門外の変」(8月10日)は五輪と重なったにもかかわらず最高の26・4%をマークした。
「幕末モノは当たらない」と言われてきた理由について、「篤姫」の佐野元彦チーフ・プロデューサーは「短期間にさまざまな事件が起きる難しさと、陰謀渦巻く暗いトーンにあった」と分析する。
そこで今回、採用したのがホームドラマ形式だ。序盤12回もかけた薩摩時代では、愛情深い両親や、幼なじみの小松帯刀(瑛太)との甘酸っぱいシーンをちりばめた。「いつの時代も家族の泣き笑いが(歴史の)ベース」という考え方が貫かれている。一方で、複雑な時代解説や殺陣などの残虐描写は極力省いた。これが功を奏した。
ドラマ評論家の小泉すみれさんは「篤姫」を「ディズニープリンセス大河」と命名する。










