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【プレミアムシート】女優 宮崎あおい・笑顔に潜むプロ意識 「篤姫」視聴率好調 (1/2ページ)
「私は、生まれ変わったら私に生まれたい」
薩摩・島津藩から13代将軍家定に嫁ぎ、激動の幕末期を生きた篤姫。しずやかで、かつ凛(りん)としたそのせりふに、自身の気持ちが重なる。「彼女は、家定さんに出会えたからそう言うんです。私も同じことを思う。生まれ変わっても、今の家族と出会いたいなあと思う…」
華奢(きゃしゃ)で、少女のような柔和な笑顔で話す人が、ひとたび撮影に入ると、強い覚悟を持って決して後ろを振り向かない篤姫その人になる。表情や口調はときに厳しく、ときに強い。
「多分天国から見ているはず。だからこそ、彼女が恥じるようなことはできないな、と」
大河ドラマ史上最年少のヒロインだが、平均視聴率関西地区22・5%、関東地区23・4%(第29回まで、ビデオリサーチ調べ)の高水準を維持している原因は、それだけではない。
「歴史的事実の中に、人の思いをきちんと描いていることが、今を生きる人にも共感できるのではないかと思います」
× ×
22歳だが、芸歴は18年。「演技派」という称号を贈ることにだれも異存はないはず。中でも、瞳から、自然にこぼれた涙がほおに一筋伝わる姿が印象的だ。「相手の役者さんが、私の力ではない部分で私の感情を引き出してくださるんです」
篤姫と老女・幾島との別れのシーン(8月3日放送分)。改めて女優・松坂慶子に感銘した。重要なシーンだがカット割が多く、何度も切りながら芝居をする。その都度、感情を維持しながら演じることがうまくできなかった。しかし、松坂は、ひとたびカメラが回ると、そのたびに「幾島」その人だった。
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