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【ドラマ】「シリウスの道」 原作者に託されたドラマ化 (1/2ページ)
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巨額プロジェクトをめぐる広告代理店社員の暗闘を描いた藤原伊織氏原作の「シリウスの道」を、WOWOWがドラマ化する。昨年惜しまれつつも59歳で死去した藤原氏が、病床から「ぜひ進めてほしい」と頼んだという作品。プロデューサーの井上衛さんは「原作に負けないように、登場人物一人一人のキャラクターを魅力的に描きたい」と意欲を見せている。
大手広告代理店の東邦広告に、18億円のプロジェクトが舞い込んだ。営業部副部長の辰村祐介(内野聖陽)は、社内のねたみや妨害を受けながらも、個性的なメンバーたちと受注獲得へ取り組む。そんななか、プロジェクトの影に自身の25年前のある秘密がかかわっていたことを知る−。
週刊文春の連載中から、原作に興味を持っていたという井上さん。某テレビ局が放送権を手放したと聞き、昨年1月、「ドラマW」用にと企画書を出したところ、なんと藤原氏から直接電話がきた。「『CMがなくて放送時間枠が自由にとれるWOWOWさんなら、いい作品ができそうですね』と。重要な使命を背負ってしまった。失敗できない」と井上さんは笑う。
原作は長編小説。そのままでは2時間ドラマの枠内に収めるのは厳しく、台本作りは難航した。約1年間の検討の末、石橋冠監督が決断した。「これは辰村という男の人生のダイジェストなんだ。辰村がいるか、辰村の視線を通したシーンしか撮らない」。これでストーリーに筋が通った。