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【人、瞬間(ひととき)】あの質問 女優・寿美花代さん(76)(中) (1/2ページ)
このニュースのトピックス:TV番組
■恋人は?ご両親は?
宝塚のトップスターとして活躍を続けていたが、男役を演じることに抵抗を感じた時期もあった。「10年過ぎたころだったかなあ。トムとかサムとか男の役ばかり。『ボクは…』と言うわけだし、なんだかねえ」
そんなとき、声をかけられて始めたのが、テレビ番組の司会。ゲストとしてやってきたのが、高島忠夫だった。
司会もゲストも昼間は舞台に忙しいため、番組の収録は真夜中になった。空腹に顔をゆがめていたら、「ファンからの差し入れがあるのでいっしょに食べましょう」と高島がさりげなく声をかけた。歌の練習をしようとすると、ピアノの得意な高島が「伴奏してあげましょう」。
なんて優しい人。こんな人、みたことない。それにカッコいい。「この人にきめた、と思っちゃった。結婚するならこの人、とね」
しかし、すでに恋人がいるかもしれない。そこでデートに誘って“身上調査”を試みた。オペラをみて、神戸のレストランで夜景を見ながら食事をした、その帰り道。運転席の寿美は車をとめて、後部座席に座っていた高島に聞いた。
「ちょっとおききしますけど、いま、月給はどれぐらいですか」
高島は「映画に出ると1本あたり…」と正直に答えた。
「ではご両親は?」
「神戸におります」
質問は止まらない。
「ご両親に仕送りなさってますか?」「東京の家は持ち家ですか?」「いまおつきあいしている女性は?」…さすがに高島も「自分に好意をもってくれているんだなと思った」そうだ。

