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【週刊ハリウッド】スーパーヒーロー続々、マーベルがハリウッドを席巻 (1/2ページ)
アメコミの老舗、マーベルが今年の夏に送り出すスーパーヒーロー第2弾「インクレディブル・ハルク」が予想を上回る好調なスタートを切り、ハリウッドの注目を集めている。5月に封切られた第1弾「アイアンマン」も大ヒット。一時は日本の「マンガ」に取って代わられるかとまで思われたアメコミは、今やハリウッドという大舞台に欠かせぬ主役の1人にのし上がりつつある。
エドワード・ノートン主演の「インクレディブル・ハルク」(ルイ・レテリエ監督)は、公開直後の週末(6月13−15日)5450万ドル(約59億円)をたたきだし、ドリームワークスの長編CGアニメ「カンフー・パンダ」などを押さえて初登場首位に立った。「アイアンマン」もすでに3億ドルを超える興収を挙げ、今年最大のヒット作となっている。
「インクレディブル・ハルク」については、実は懐疑的な見方が多かった。最大の理由は、同じキャラクターの超人ハルクを起用し、名匠アン・リー監督がメガホンを取った2003年の「ハルク」が「暗すぎる」とファンの不評を買い、コケたこと。だが今回はアン・リー版の内省的な作風を転換し、続編ではなくまったく新しいストーリーとして「新ハルク」を打ち出すことで、順調な滑り出しを果たした。
「アイアンマン」「ハルク」と立て続けにヒットを飛ばし、目下絶好調のマーベルは、1939年に創業されたアメリカン・コミック(アメコミ)の老舗。スパイダーマン、キャプテン・アメリカなど数々の有名キャラクターを抱える名門だが、90年代には破産の憂き目も見た。
コミック市場だけではジリ貧とみた彼らが打って出たのが、ハリウッドの映画界だった。「ブレイド」(98年)、「X−メン」(2000年)のスマッシュ・ヒットに続き、2002年の「スパイダーマン」が大ヒット。「コミック発のスーパーヒーローもの」という黄金ジャンルを確立した。

