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レゲエ大国の「今」を切り取る 映画「メイド・イン・ジャマイカ」 ジェローム・ラペルザ監督に聞く (1/4ページ)
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中米カリブ海の島国ジャマイカが生んだレゲエ音楽の伝説的なミュージシャンから、最新のシーンをリードするクリエーターまで、新旧アーティストが続々と登場する音楽ドキュメンタリー。ライブやインタビューを通じ、レゲエ大国の実情が浮かび上がる。ジャマイカの音楽業界に太いパイプを持つフランス人のジェローム・ラペルザ監督(60)は「彼らに発言する場を与えたかった」と使命感を口にした。
冒頭からめまぐるしい。船上パーティーで、男女が下半身を密着させる「ワイニー」と呼ばれるダンスが映し出される。だが、しばらくして享楽の世界から一転、パーティーの中心にいたダンサーのボーグルが、別の場所で撃ち殺される。2005年当時のニュース映像が流れ、観(み)るひとは享楽と銃撃が実話なのだと知る。
映像は進み、葬儀場で参列者が「ジャマイカを殺し合いで有名にしてはならない」と訴える一方、ミュージシャンのバウンティ・キラーは「夜までに皆殺しだ」と過激に歌う。
■享楽、暴力…第三世界凝縮
「レゲエや第三世界の国とはどういうものかを最初の10分間で表現した」とラペルザ監督が言うように、激しい映像とビートの効いたリズムの中に享楽、暴力、貧困などジャマイカの今が凝縮されている。


