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【邦画】「神様のパズル」三池崇史監督 鬼才が見せた新境地 (1/2ページ)
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人に宇宙はつくれるのか−。公開中の映画「神様のパズル」は、こんな壮大なテーマに真正面から挑んだ作品だ。アクションやバイオレンスものを得意とする三池崇史監督は「私には向いていないテーマだと思った」と言いながらも、物理学を駆使した本格的な科学ものに仕上げた。「宇宙が誕生し今、地球上で私たちが生きている。それこそが奇跡なのかもしれない」。作品に込められたメッセージは壮大だ。
《寿司屋でバイト中の基一(市原隼人)の将来の夢はミュージシャン。突然、大学の物理学部に通う双子の弟、喜一(市原の二役)が海外旅行へ旅立ったため、代わりにゼミに出席するはめに。同じゼミには17歳ながら飛び級で進学した天才少女、沙羅華(谷村美月)がいた。基一は彼女と同じチームで研究を始める。テーマは「宇宙をつくる」ことだった…》
原作は機本伸司の同名小説。宇宙はつくれるのか。人はどこから来てどこへ行くのか−。壮大なテーマにひかれた角川春樹プロデューサーは「見たことのない映画になる」と映画化を企画し、三池監督を指名した。いわく「文系でも理系でもない体育会系の監督だ」。
「その通りですよ」と笑い飛ばす三池監督は「映像化は困難だと分かっていたが、原作が面白かった」と依頼を受けた理由を明かす。だが、“未知の領域の映像化”を前に「壮絶な現場になる。撮影中はおそらくみんな寝られないだろう」と覚悟していた。

