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【インタビュー】映画「山桜」で時代劇初挑戦 田中麗奈 (1/2ページ)
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デビュー10年、フル回転
今年の出演作が夏までに6本公開される。日本のどこかの映画館のスクリーンで、途切れることなく必ず彼女の姿が映し出されている。
「確かに忙しいけれど、このペースは嫌いじゃない。もし、休んで次の作品までに合間ができると“エンジン”をかけるのに時間がかかってしまいますから」
新作は藤沢周平原作の時代劇「山桜」。女優デビュー10周年を迎えるが、時代劇は初挑戦だった。
「着物を身に付けたときの所作、歩き方。どれ一つとっても注意が必要で現代劇とはまったく違った。想像以上に難しかったです」と振り返る。
◇
《江戸時代後期。武家、浦井家の長女、野江(田中麗奈)は嫁ぎ先の夫に先立たれ、次に嫁入りした武家の家風にもなじめず、つらい日々を送っていた。ある日、彼女は山桜の下で一人の武士と出会い運命を感じる。武士の名は手塚弥一郎(東山紀之)。野江はこの名を聞いて驚く。かつて縁談を申し込まれたが、会うこともなく断った男の名だったから…》
野江の役は、「演じていてとても苦しかった」と意外な言葉を口にした。
「自ら人生を選ぶことができない時代。ひたすら耐えるしかない野江がとても切なくいとおしかった」
撮影中は、野江と同化し、抜け出せないでいたというだけあって、内面に沸き立つ怒りの感情を静かに発散させる場面は鬼気迫る。
野江のもどかしさ、叫びは、演技の上で自身が抱いたもどかしさと重なった?
「大声で笑ったり、思いきり走ったり、飛び上がったり、ターンしてみたり…。感情表現のための抑揚ある芝居の動きが、時代劇ではすべて制限されてしまう。私は本当は全力で走りたかったし叫びたかった。この思いをセリフや動きを使わずに表現する演技はとても、苦しく難しかった。でもおかげで女優としてとても勉強になりました」
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