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藤沢作品 シンプルに映像化 映画「山桜」 篠原哲雄監督インタビュー (1/2ページ)

2008.5.30 16:46
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【シネクラブ】「山桜」(篠原哲雄監督)。出演者の東山紀之(左)と田中麗奈  5月31日公開(提供写真)【シネクラブ】「山桜」(篠原哲雄監督)。出演者の東山紀之(左)と田中麗奈  5月31日公開(提供写真)

 清貧に生き、正義を貫く若き侍に思いを寄せる娘のいちずさ−。藤沢周平(ふじさわ・しゅうへい、1927〜97年)の約20ページの短編時代小説を映画化した。「できる限り原作に忠実に、シンプルに映像化しようと心掛けました。時代劇は初めてだったので戸惑いもありましたが…」と篠原哲雄(しのはら・てつお)監督(46)は撮影を振り返る。

 江戸時代後期の庄内(しょうない、現在の山形県)。武家の娘、野江(田中麗奈)は嫁ぎ先の夫に先立たれ、2度目の嫁入り先の生活にもなじめず、つらい日々を過ごしていた。ある日、墓参の帰り道。美しく咲き誇る山桜の木の下で一人の武士と出会う。名前は手塚弥一郎(東山紀之)。その名はかつて縁談を申し込まれたが、会うことなく断った相手だった…。

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【シネクラブ】「山桜」(篠原哲雄監督)。出演者の東山紀之(左)と田中麗奈  5月31日公開(提供写真)
「階級社会で虐げられた農民を助けるため、上官に剣を向ける侍の物語。テーマはストレートです。もし同じテーマを現代の複雑な社会を舞台にして描こうと思えばさまざまな制約が出てくるはず。時代劇の方が描きやすいのかもしれない、と撮影しながら気づかされました」と語る篠原哲雄監督(戸津井康之撮影)
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