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談志のすごさ残したい 立川談春、初のエッセー集出版

2008.5.13 07:57
このニュースのトピックス伝統芸能
「赤めだか」を出した立川談春「赤めだか」を出した立川談春

 落語家の立川談春が、師匠・立川談志に入門して真打ちになるまでの修業時代の体験を中心にまとめた初エッセー『赤めだか』(扶桑社)を出版した。

 「談志のすごさを今残しておかなければ、(沖縄開発庁)政務次官になってすぐにやめたという事実しか残らなくなる。本を書くことで実像を残したかった」

 執筆の動機について、談春はこう話す。

 「赤めだか」は、談春が文芸雑誌「en−taxi」に連載した文章をまとめた作品で、タイトルは談志宅で飼われていた金魚にまつわるエピソードにちなんでいる。

 高校を中退し昭和59年、17歳で立川談志に入門、実家を出て新聞販売店で働きながらの前座修業。落語協会から分裂した談志一門の前座は寄席には出られず、師匠の身の回りの世話をする。師匠への反抗心、弟弟子への嫉妬(しっと)。生々しいエピソードの中に談志の人物像が浮かび上がる。

 「今のお笑いは師匠を持たず、自分で思いついたネタ2つ3つで大金を稼げるかもしれないけれど、それでいいの? 師匠から芸名をもらうことは、人じゃなくなること。そうしないと落語を教われない。そこまで踏ん切りをつけて教わるから伝わるものがある」

 談志を破門にした小さんとの師弟関係の秘話も興味深く、「誰も知らなかった小さんと談志を書きたかった」と明かす。

 読者に一番伝えたかったことは?と尋ねると、「そんなすごい人に影響を受けたボクもちょっぴりすごいでしょ?」と笑った。(栫井千春)

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「赤めだか」を出した立川談春
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