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【韓国映画】「光州5・18」キム・ジフン監督 負の歴史に焦点 (1/2ページ)

2008.5.9 07:56
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映画「光州5.18」のキム・ジフン監督映画「光州5.18」のキム・ジフン監督

 28年前の5月に起きた韓国近代史の“負の歴史”光州事件を真正面から映画化した「光州5・18」が、10日から東京・新宿ガーデンシネマなどで公開される。民主化を求める市民と軍が衝突、多数の死傷者を出した事件はタブー視され、これまで韓国内で正確に伝えられることはなかった。だがキム・ジフン監督は外電の報道や関係者の証言を集めるなど綿密な取材で事実を掘り下げ、“闇”を浮き彫りにした。(戸津井康之、写真も)

 1979年10月、軍事政権を率いた朴正煕大統領の暗殺後、韓国国民は民主化を期待したが、全斗煥(後の大統領)が軍事クーデターで政権を奪う。これに反発した市民による抗議行動が全土に広がる中、全斗煥は韓国南西部の光州市に空挺(くうてい)部隊を派遣。1980年5月18日、軍部は市民を銃撃し、光州事件が勃発(ぼっぱつ)する。抗争は10日間続き、市民、軍部双方に多数の死傷者を出した。事件は外電などで海外へ伝わるが、国内での報道は封じられた。

 「政府が隠したためですが、私たちは光州事件の全容を知ることなく育ちました」と事件当時9歳だったキム監督は話す。映画の中でも描かれるが、空挺部隊の隊員でさえ、輸送ヘリの行き先が光州市であることは知らされなかった。

 映画の主人公はタクシー運転手、ミヌ(キム・サンギョン)。両親を亡くし、高校生の弟ジヌ(イ・ジュンギ)の親代わりとして働いていた。ある日、友人らと3人で映画館へ出掛けるが、上映中、街で銃撃戦が始まり、事件にまき込まれる…というストーリー。

 韓国で2年前に公開され、740万人を動員、興行収入歴代8位を記録した。「韓国国民は真相を知りたいのです。光州事件はまだ終わっていない」とキム監督は力説する。

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映画「光州5.18」のキム・ジフン監督
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