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緊張の中で初公開 映画「靖国 YASUKUNI」 (1/2ページ)
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公開をめぐって論議を呼ぶドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映が3日、東京の渋谷シネ・アミューズで全国に先駆けて始まり、作品の話題性もあって、開館前から大勢の観客が詰めかけた。映画館側ではトラブルに備え、自主警備のスタッフを配置するなど、ピリピリしたムード。靖国神社は映像の削除を求め続けており、波乱ぶくみの封切りとなった。
この日は開館前から整理券を求める観客で長蛇の列ができ、午後2時半には当日分の全席(約970席)が完売となり、関心の高さをうかがわせた。
宣伝会社のアルゴ・ピクチャーズは公開に備え、同館や所轄の渋谷署、警備会社と4月中旬から協議。この日は、警備員やボランティアスタッフら約10人が館内を見守った。また「スクリーンが傷つけられるのを防ぐため」(アルゴ社)、全8回の上映のいずれも最前列席には観客を入れず、スタッフらが待機した。
渋谷署も周辺に車両を配置、警察官を立たせるなど警備に当たった。
映画をめぐっては、靖国神社が「境内における撮影許可手続きが遵守されていないだけでなく、(ご神体などの)内容についても事実を誤認させる」として映像の削除・訂正を要求。これに対し、李(リ)纓(イン)監督側は「隠し撮りなどは一切していない」と反論するなど、双方で質問文の応酬が続いている。
初日は予定通り内容を変更せずに上映されたが、 靖国神社側は引き続き削除を求めていく構えだ。
周囲の“騒ぎ”とは対照的に、映画を見た人たちの反応は「淡々と描いている」「過激な印象は受けなかった」などと冷静な声が目立った。


