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【夢を生む場所 シルク・ドゥ・ソレイユ】(下)舞台支える工房 (1/2ページ)

2008.5.1 08:10
このニュースのトピックス舞台

 ■衣装や小道具も自社製作

 シルク・ドゥ・ソレイユの作品は、すべてカナダ・モントリオールにある国際本部から生まれる。社屋はモントリオールの中心部から車で約20分、サン・ミッシェルという地域にある。

 インフォメーション・エージェントのフレデリック・ガニエさんは、「近くにゴミ処理場があります。環境問題や地域社会への貢献を考え、あえて郊外を選びました。出演者も工房スタッフも、事務職も全員が同じ屋根の下で一緒に作業しているのが誇りです」と胸を張る。

 新作は、まず創設者ギー・ラリベルテ氏の簡単なアイデアから動き出す。そのアイデアを“種”に、演出家、プロデューサー、美術デザイナーなど十数人のチームを結成し、数年かけて具体的なコンセプトを決めていく。

 そのコンセプトに従い、衣装や靴、鬘(かつら)などが国際本部で製作される。テキスタル・デザイン責任者のマルティーヌ・ロビタイユさんは、「コンセプトを完全な形にするのが仕事です。近年はデジタル化がすすみ伝統的な柄から、写真のような柄のプリントもできるようになりました」と話す。

 衣装に使う布地は1年間に長さ約20キロに及ぶ。衣装製作部門は約120人。国際本部では特に複雑なものを年間5000着つくる。残りの約1万点は業者に製作を委託している。

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