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【歌舞伎】初役で魅せる四谷怪談 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:伝統芸能
□民谷伊右衛門・中村吉右衛門
□お岩・中村福助
四世鶴屋南北の世話物で怪談の名作としても知られる通し狂言「東海道四谷怪談」が5月2日から、東京・東銀座の新橋演舞場「五月大歌舞伎」で上演される。中村吉右衛門が民谷伊右衛門、中村福助がお岩をそれぞれ初役で務めるほか、お岩さんの毛が抜け落ちる「髪梳(す)き」、死体が入れ替わる「戸板返し」など、歌舞伎特有の凝った仕掛けも多く、見どころの多い作品となりそうだ。(生田誠)
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夫の伊右衛門に裏切られ、毒薬で顔の形が醜く変わって悶(もん)死するお岩。強い恨みを持った彼女は幽霊となり、夫や毒を盛った伊藤一家にたたりをなす。江戸後期(1825年)の作品で「忠臣蔵」の世界を借りた浪人、町人の物語だが、映画やドラマにもなり、“コワ〜イ怪談”の代表作として日本人にはなじみが深い。
近年の歌舞伎では、中村歌右衛門、先代中村勘三郎らがお岩を、市川團十郎、松本幸四郎らが伊右衛門を演じてきた。中村勘三郎が串田和美と組んだ「コクーン歌舞伎」で2バージョンの演出法を見せたように、古典の名作でありながら、現代人の心にも響く庶民感覚の芝居でもある。


