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「黒い水」求めて渦巻く黒い欲望 映画「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」 (1/4ページ)
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20世紀初頭の荒れ果てた米カリフォルニア州を舞台に、鉱山夫から石油王に成り上がる男の壮絶な生きざまを描いたハリウッド映画で、昨年の米アカデミー賞で主演男優賞と撮影賞の2部門を獲得した。脚本も担当したポール・トーマス・アンダーソン監督(37)は、行き過ぎた拝金主義がはびこる米国を痛烈(つうれつ)、かつ執拗(しつよう)に批判する近年まれに見る重厚な作品に仕上げている。英の名優ダニエル・デイ=ルイス(51)の壮絶(そうぜつ)な演技は映画ファンならずとも必見だ。
幼い一人息子H・W(エイチダブリュー/ディロン・フレイジャー)を連れ、一攫千金(いっかくせんきん)を夢見て石油の採掘(さいくつ)に明け暮れるプレインヴュー(デイ=ルイス)。ある日、「莫大(ばくだい)な量の石油が眠っている」との情報を入手し、西部の田舎町リトル・ボストンに赴く。

