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【スペシャルドラマ】「愛馬物語」 愛馬が深めた家族の絆

2008.4.24 08:34
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「愛馬物語」のワンシーン「愛馬物語」のワンシーン

 処分される乗馬クラブの馬をひきとった男性の実話をもとにしたフジテレビ系スペシャルドラマ「愛馬物語」が5月3日午後9時から放送される。

 原作者は愛知県立高校の元校長、市来宏氏で、同局と幻冬舎主催の第2回感動ノンフィクション大賞受賞作品。市来氏は52歳のとき、乗馬クラブで知り合ったクラリオンを引き取り、60歳で定年を迎えると、クラリオンの生まれ故郷である北海道に土地を買い、牧場を作った。作品はその体験をもとに書き上げた。

 ドラマ化にあたっては、妻の病気や不仲だった娘との絆の再生などフィクションを加えられ、家族の物語として再構成されている。

 そのオンエアを前に、スタッフに“悲報”が届いた。昨秋から今年にかけて北海道ロケでスタッフに元気な姿を見せていたクラリオンが2月19日、敗血症のために息絶えた。28歳と8カ月。市来氏との出会いから15年がたっていた。

 「2日2晩、発狂するほど泣き散らしました。ぽっかりと心に穴が空いてしまった」市来氏。ありし日のクラリオンの姿が、メーキング映像に残されていることが、せめてもの救いだという。

 「1日世話をしたら1日寿命が伸びる。そんな思いで引き取り、人と馬との関係を淡々とつづったものです」と市来氏。演じる岸谷五朗は「出会いの数だけ別れはある。いろんな人たちの思いが詰まった“愛情物語”だと思います」。妻役の薬師丸ひろ子も「琴線にふれる台本でした。人生の最後には感謝の気持ちを込めて過ごそうと思った」と話す。

 今は北の大地に眠るクラリオン。放送当日の午後1時半から、中央競馬で2度の優勝経験もあるその雄姿を伝えるメーキング番組が、放送直前に紹介される。(松本明子)

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