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【歌舞伎】ベルリンで評価問う 中村勘三郎「夏祭」欧州公演 (2/2ページ)
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「歌舞伎は素晴らしい演劇だけど、現代作品を扱う劇場にはいらない。そう話していたドイツの劇場関係者に、『夏祭』ニューヨーク公演の映像を見せたところ、ぜひ来てほしいといわれた」と勘三郎。串田と相談し、演劇通の多い、ドイツ・ベルリンの世界文化の家が会場に選ばれた。また、ルーマニア・シビウの倉庫街で行われる演劇祭に参加、日本の演劇・歌舞伎の国際的な評価を問うことになった。
「(客席を含めた舞台の)空間がそれぞれ違うので、4つの劇場ごとに違う演出が必要になる。役者も街の空気を吸い、日々変わっていく。作品は常に進化している」と串田。海外公演での制約条件を逆手にとって、工夫していくのが演出家の役目だという。今回はシビウ公演が夜10時開演で上演時間が2時間以内に制限されたため、演出の都合でこれまで勘三郎が演じた二役のうち、お辰を息子の中村勘太郎、中村七之助が交代で演じることが決まった。
「『夏祭』は(市川)海老蔵に稽古をつけたばかり。他人に教えると自分のアラが見えてくる。それを生かして、違う自分のものが作れる」。勘三郎は今回、団七九郎兵衛に専念して、中村橋之助が一寸徳兵衛、笹野高史が三河屋義平次を務める。
コクーンの凱旋公演は6月10日から29日まで、まつもと市民芸術館公演は7月5日から13日まで。問い合わせは(電)03・5565・6000。

