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フランス映画「譜めくりの女」 心理描写と音楽の調和
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2006年カンヌ映画祭「ある視点」部門で公式上映された「譜めくりの女」(公開中)。「フランス映画の伝統をくむ重層的な心理描写に、クラシック音楽の構成を見事に取り入れた作品」と、絶賛されたという。
少女メラニーの抱く夢は、国立音楽舞踊専門学校に入学して、一流のピアニストになることだった。しかし、実技試験の当日、人気ピアニストで審査委員長を務めるアリアーヌ(カトリーヌ・フロ)がみせた無神経な振る舞いの前に動揺し、試験に落ちてしまう。
時が経ち、成長したメラニー(デボラ・フランソワ)は、あるきっかけで、アリアーヌの演奏会での譜めくり役を依頼される…。少女時代の夢を破ったアリアーヌに対して、彼女が成すべきことは何か?
公開を前に来日したドゥニ・デルクール監督は、ビオラ奏者としても活躍。映画監督と音楽教授の二足のわらじ生活を送っている。「作品を通して何かを学ぶとか理解するとかいうのではなく、ぜひ想像の翼を広げて楽しんでいただきたい」と話している。(宝田茂樹)

